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空気人形
評価 : ☆☆☆★★(3.5/5)


 見るのは大分前に見たのですが、感想だけは書いておきたかったので。

万人受けでは全くない映画。
でもきっと何度か見て考えがまとまって行く考える系映画。

私は嫌いじゃないです。
最初は瀧本幹也さんのスチールに完全に心を持って行かれ、ストーリー読んで面白そうだなーと。
やほーの映画評ではものすごく賛否両論で、私は悪い方の評価を読むのが好きなので参考にしてたのですが、そこに書かれているほどグロいわけでもないと思うし、かといってキラキラ感満載ってわけでも無いと思いました。

ネタバレです。










まず空気人形で実演してるシーンがリアルにグロくてちょっと...って評があったけど、あれぐらいの見せ方がないと空気人形がどういう存在で、どういう風に使われてってのがリアルじゃなくなるからいいのではないかなーと個人的には思いました。
空気人形が純一を殺めてしまうシーンは、空気を満たすシーンからの流れでとても切ない。
あのシーンは無くても...みたいな書き方をしてる人もいたけど、人形と人間の決定的な違いを、空気人形に見せつける為にとても重要なシーンだと思った。
何度も空気を抜いては満たす行為を繰り返され、悲しさせつなさと同時にそれ以上の喜びを感じた空気人形が、純一の空虚をうめたい、彼が自分にしてくれたのと同様に幸せを感じて欲しいと願い“栓を創る”。「あなたの栓はどこ?」
でも空気人形の息を彼が受け入れることは無い。
彼を満たしてあげたいのに、それを受け入れてくれない。
成す術も無く純一はそれこそ動かない人形になってしまう。
人形師の言葉を思い出し、ゴミとしてゴミ置き場に置き去る。
最終的には空気人形もゴミになってしまう。
前半の心を持つシーンから純一に出会い、事故から空気を満たしてもらう辺りまで、生まれてから少女時代を数日で経験しているようでキラキラ、キラキラ。
でもその後の流れを考えたら、もっともっとキラキラしていてもいいように思う。
その日々が美しいほど、残酷さや悲しさむなしさが引き立ってより凄みが増すのでは?というのは素人考えかなぁ。
空っぽな人たちの描写がやや物足りない感じも。
でも受付嬢のストッキングを見て、「これ、いいから!使って!!」という空気人形の無邪気さがすごい可愛くて面白かった^^

もう一回見たいなーと久々に思える映画でした


余談ですが、刃物は一切見せない“栓を創る”シーンですが、純一の表情のせいかなんなのかやたら痛く感じてキツかった;
血はほとんど見えないのに、スプラッタ見たような気分;;
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